国際子供図書館・日本科学未来館
これは、芝浦工業大学の建築研究会内にて行われた、
一年生自主見学会C班プレゼンテーション
で使用された資料を再編集したものです。

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<国際子供図書館>
〜改築によって引き起こされる新旧の衝突〜


概要

所在地: 東京都台東区上野公園
構造: 鉄骨補強煉瓦造 増築部鉄筋コンクリート構造
規模: 地下1階 地上3階
敷地面積: 約5,433平米
延床面積: 約6,671平米
収蔵能力: 約40万冊
設計・監理: 国土交通省関東地方整備局営繕部・安藤忠雄建築研究所・日建設計
施工: 鴻池組




建物のコンセプトの「再生・保存」の意図が感じられる
ガラスの箱を通して昔の時代を保存し、守っている感じがする






融合に違和感を感じる
上野のまちの景観に合っていない気がする





↑昔の外壁を内壁として利用している。





↑一方これは改築された際に新しくされた壁。







↑床の高さが考慮されていて、昔の窓枠のふちが物を置く高さに調整されている。





ガラス張りになっているため光がよく入り、また広がりが感じられ、部屋の中とは思えぬほどの開放感がある。





床に空調設備を埋めこみ、建物との調和が考えられている。





3階の窓枠の下の壁の部分に2階の窓枠の先端部分がはみ出している。













<日本科学未来館>
〜異分野の専門家とのコラボレーション〜


概要

所在地: 東京都江東区青海2丁目41番地3
主要用途: 科学館/研究施設
設計監理: 日建設計・久米設計 設計共同企業体
構造: 鉄骨造一部鉄筋コンクリート造
敷地面積: 19,636.65平米
建築面積: 8,881.01平米
延べ面積: 40,589.74平米
階数: 地下2階 地上8階 塔屋1階
設計期間: 1999年4月〜1999年9月
施工期間: 1999年12月〜2001年3月




自然光を積極的に取り込み、昼間時の照明点灯は不要にしている。





夕景から夜景にかけての自然光と人工照明の移り変わりは見事。





3階の展示スペースをつなぐ吹き抜けはスロープでつながっている。
中央に約100万個のLEDで構成されたディスプレー“ジオ・コスモス”が浮かぶ。





外観からは7階まであるとは感じさせない空間の構成のうまさに驚いた。
また、多くの人がいるにもかかわらず開放感が感じられる。

空間に浮かんだ和紙製の木の葉(110枚)をハイテクな形態に対応させ、建築空間に連続性を生んでいる。



照明







感想

国際子供図書館で感じた印象の中で特に残ったのは古い建物を
現代のデザインで保存することはとても難しいものだと思ったことです。
免震的な部分は現代の技術ではっても素晴らしく補修できていると思いましたが、
デザイン的な部分だと新旧の差でどうしても違和感を感じました。

日本科学未来館においては、空間の構成の仕方が良くできている感じを受けました。
一階から最上階までは吹き抜けがうまい具合に配置され、とれも開放感を感じました。



リンク
国際子供図書館
日本科学未来館






C班 班員
倉本明典
今井恒
青木理裕
真喜志康功
晃昇雅文
水上知昭


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