1935年、オープン・フォーム(開いた形態)、不確定性、およびユーザーの参与に対して語っている。
<規格化が生産の原理になっているわれわれの時代においては、形式主義は最高度に非人間的なものだということを認識しなければならない。規格品というのは決して最終的な製品ではない。それどころか、これは人間が自分を律するさまざまの法律の規制を受けながら、その枠内で最良の形態を作るという拘束されたやり方の中で生み出されたものなのである。規格品によって生じ、個人の上にかかってくる圧力は、一種の中性的性格を有する物品を通じてしか、また規格化の持つプラスの面が、文明の利益のために利用されるときにしか軽減されない。>