1950年代、建築に対するインターナショナル・スタイルの無味乾燥した分析的アプローチへの反動は、感情と思考の相互の結びつきがデザインにおいて重要であるとカーンに言わしめた。

思考(創造するための方法)は感情(アイデア)を表現可能な形へと明確化するための道具である。

思考と感情が一体となりリアライゼーションが喚起された時フォームが想起される。




フォーム:全体として要素間のある関係によって創られる本質を意味する。
          抽象的で、変化する建築スタイルに影響されない。
オーダー:要素同士の間にある特殊な関係
          その関係性が理解されていないと全く別のものに到達してしまう。
          オーダーはフォームとという典型がデザインという現実となるのを助ける触媒と
          して作用する。
デザイン:明瞭なもの。建築が最初に有するフォームという本質を表現すること。