【Model-1】図形による枠の作成

  要素:正方形、直方体
  知識:モデュロール、純粋直方体

  人間が直立して手を挙げた高さである226㎝×
  226㎝×226㎝の立方体が基本のユニットと
  なる。


【Model-2】幾何学秩序の付与

  要素:正方形、直方体
  知識:モデュロール、純粋直方体

  ユニットの並列、重層により二つの直方体を作り
  出す。後に屋根となって、全てを覆う枠も仮想の
  直方体と考えることができる。


【Model-3】建築属性付与

  要素:点→柱、正方形→スラブ、直線・直方体→
     226㎝×226㎝×266のユニット
     屋根
  知識:モデュロール、絵画的構成・彫塑的完全性

  点→柱、正方形→スラブ、直線・直方体→壁、曲
  線→ピロティ部というように図形が建築に変換さ
  れる。


【Model-4】建築空間の生成

  要素:スロープ、吹き抜け、階段室、屋上庭園
  知識:モデュロール、空間の偏心、ドミノシステ
     ム、部品化

  brise-soleil(日除け)としての屋根が彫刻のよ
  うに覆い被さる。
  2つの直方体の接点にスロープが置かれる。


【Model-5】図形と建築の統合

  要素:シリンダー、直方体、スラブ、壁
  知識:プライマリーな幾何学

  大枠、いくつかの部品が実の空間へと変換される。
  また、建築部材による空間の連結、分断が行われ、
  様々な空間断片を創り出す。