建築学科/ 建築工学科/ 環境システム学科


■建築学科

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J07002 曾田 倫久 東十条における住宅の類型性とその変形
J07009 石黒 達也 点と点をツナぐ。どこまでもツヅくミチ。クウカンの連続。
J07011 伊藤 俊 東京から車で一時間半ほど行った神奈川県の箱根に住宅はある。敷地は緑あふれる傾斜地にあり自然との調和と、人が住まうためのいいデザインというものを追求された作品。
J07013 糸長 大佑 街全体が統一された“キレイ”な風景ではなく、様々な形態の建築が好き勝手に広がる“キタナイ”風景。そこだから存在しうる建築。
J07017 大野 麻衣 団地の建て替えが進む現代において、すでに建て替えられた団地を対象に、団地の構成を再考・検討し、提案する。その際、団地が抱える、住人の高齢化、孤独死、コミュニケーション・家族の崩壊等の社会問題を背景として考える。
J07018 大橋 俊和 時代は移りゆく。その中で生、そして死は営まれてきた。死は平等。生きる形は時代のように移り変わる。そんな移り変わる一瞬の生を駆け抜ける為の施設を改修計画のある参議院議員宿舎に設計する。
J07020 桶川 遥香 東京に感じてしまうあの莫大なエネルギーを意識せずにはいられません。このエネルギーの根源を人間の創造に対する欲望からととらえてみる。そうやって設計を進めてみるのも楽しそうだと思うのです。
J07022 梶井 智弘 焼け野原に一輪のカンナの花が咲き、人々に生きる勇気と希望を与えた。広島復興の都市軸に加え過去から未来に向かう新たな軸線を用いて『平和』を再考する。広島は当時のカンナのように希望の都市として輝き続ける。
J07027 金子 知弘 建築と空間の大きさについて
J07029 河田 將博 定住しないというあり方は、豊かな生活を忘れてしまった現代人にとっての新しい選択肢になるのではないか。新しい離散型集住共同体の提案。
J07032 北谷 啓 SOHOやサスティナブルな建築は半世紀前には存在しなかった現代的住宅と言える。これらの住宅は「住む」こと以外の+αの目的が存在するものである。よって、卒業設計ではこの+αの視点から集合住宅を提案する。
J07038 近藤 亘 横浜の副都心でもある戸塚。交通が発達していく中、交通重視の再開発の在り方に疑問を持つ。人間空間の豊かさを含んだ再開発の在り方を提案する。
J07041 桜田 侑季 千葉県西船橋駅南口の駅前開発。駅中が便利になる現代において、なぜ駅前は便利にならないのか。西船橋駅周辺に住む人、駅を利用する人をターゲットにその地域に相応しい商業施設を提案する。
J07043 佐藤 航平 だれからも敬遠されているNIMBY(Not In My Back Yard)施設。誰のものでもない街(=Myのない街)新宿にこそあり得るNIMBY施設を提案する。
J07046 佐藤 晋平 百人町という外国人居住者率が50%を越える町における、日本人と様々な人種の集合についての提案。未だに人が増え続けるこの町での集合生活に、本当に適した形態と機能とは。
J07049 佐取 健人 限られた人々が体育を行う場であったスポーツ施設に新しい価値を生み出す。健常者、身障者問わず誰もが気軽に利用でき、その中では両者の区別がない。そのために両者の境界を再考した複合施設を提案する。
J07051 佐野 亮 経験としての建築。モンドリアンの絵画に代表されるDeStijlの抽象絵画の構成を再解釈することで、アルゴリズム的設計プロセスを構築します。それは絵画に基づきながらも都市の構成を捉え、動線とプログラムによる建築空間を提案します。
J07056 島津 春佳 ペリー来港により開港し、新文化発祥の地として栄え、西洋風建築や和洋折衷の古民家など異国文化と日本文化が混ざり合った街で、観光地である函館市・西部地区における新しい住空間の提案
J07060 洲崎 洋輔 再開発の波の押し寄せる新木場において、土地の持つ特性を生かした再開発のオルタナティブを唱える。新木場の特性である穏やかな水辺を敷地に取り込む。人々の活動は、水辺によって繋がれ、水辺によって分節される。
J07062 鈴木 貴裕 敷地は神奈川県藤沢市七里ガ浜の高級住宅街。敷地境界線による住宅地の類型化を問題点として新たな住宅の建て替えを提案する。
J07063 鈴木 寛己 モータリゼーションにより郊外の風景は全国各地どこも均質化してしまっている。現在ある国道沿いという場所のポテンシャルを読み替え、新たな国道風景を提案する。
J07068 角 卓也 敷地を簡単に画一的、合理的にしてしまう意識の低さ。コピー&ペーストのようなどれもが似た外観をした住居群の連続。そのような現状を打開するため、屋根の上や隣接する住宅間のような人の活動がないほんの一部の余白空間を利用することで、住宅地の新しい風景を創りだし、住宅の本来の存在価値を考え直す。
J07072 武井 良祐 中心を無くす。これがこの建築の全てを決める幾何学である。それにより、空間は新しい広がりを持つ。
J07077 田中 蘭 カンボジアの人たちの生活に依存したケンチク。
J07080 寺田 彩瑛子 「祖母の家」は、祖母を知ることから始まりました。時々しか会わない祖母と日々あうことで、今まで知っているようで知らなかったこともたくさん見えてきました。私自身の持つ祖母との思い出と、祖母と改めて向き合ったことでみえてきたもの。それらをたよりに、祖母の家を設計します。
J07081 寺西 宏紀 地方における新たな観光都市像の提案。長野県の白馬岩岳スキー場周辺を対象地として、地方の持つ市域資源の活かし方、観光客と地元の住民との関わり方を探り、新たな再開発案を提示する。
J07086 那須野 馨 ケモノとは者から物への移行のことを言う。昔の納戸は看取りの空間であった。納戸をホスピスと置き換え、家をつくる。核となる診療所を設け、往診の形でネットワークを形成。余生の家のひとつの選択肢を提案する。
J07090 西原 翼 悪いものの代名詞である”ミニ開発”であるが、本当に悪いものなのか?良質なミニ開発は新たな住宅地像を生み出すと思う。そんな新たなミニ開発を探ってみる。
J07091 納富 信吾 20世紀・工業化社会、モータリゼーションの発展により道路軸は整備された。その一方で、河川軸は存在価値を失った。河川軸を道路軸と対比させることで、21世紀・情報化社会の新たな価値として存在価値を見出す。
J07092 野中 希心 都市に人の居場所はあるのだろうか。安らぐ場所があるのだろうか。都市は人、車、物が行き交い、様々な事がめまぐるしく変化する。そんな速いスピードから逃れ、解放される場所を創る。人々は溜まれる場所があれば立ち止まり、座り込み、その場所で時間をつぶす。建築物による意外性のある景観や環境変化によって、人の気持ちに変化をもたらす。
J07098 馬場 啓輔 科学への興味が薄れている今日。より科学を身近に感じてもらおうと地域にに対して見せることのできる研究施設を提案する。この施設により科学を通した新たなコミュニティーを生み出す。
J07102 広瀬 智大 高度化した現在の社会において、人々の生活の拠点は“家族”ではなく、“ある世界観”を共有することで形成される共同体となりつつある。その共同体が住まう集合住宅をオタクの街『秋葉原』に提案する。
J07103 福山 佳代子 伝統的建造物群保存地区における伝統的建物の保存と新しい建築の共存、生活と商いを中心とした新しい街・コンパクトシティの提案
J07108 益子 直弥 明治から現在に至るまで繰り返されてきた市町村合併。そこに問題は生じてこなかったのだろうかという疑問を感じた。平成22年に加須市に吸収合併された北川辺町を対象敷地として選定し、そこで起こる問題を解決する。
J07111 村越 ちひろ 東京近郊に住む、子供を持つ共働きの家族をターゲットに、子供を育てる環境に配慮した住宅街を団地のリノベーションを通して提案する。さまざまな問題を持つ団地に計画することで、多くの世代への相乗効果を図る。
J07112 森 健輔 衰退する地方の活性化。衰退する高知の中心市街地の商店街を対象に商店街の今後のあり方について考え、かつての賑わいとは違った今の時代にあった賑わいをもたらす商店街を提案をする
J07116 山崎 健悟 地球と月、島と大陸、我が家とご近所、自己と他者…。人はかつて外界と関り、自らに還元させることで発展し、文明を築いてきた。「交流」をテーマに地方都市の活性化について考える。
J08521 小森 莉加 西新宿地下通路、地上入口の設計。都営大江戸線、京王新線改札から西新宿の高層ビル群への通勤通路は無機質で閉鎖的な空間であり、高層ビル群で働く人は一日中無機質な空間で過ごす。この通路をリフレッシュできる空間にし、通勤時に気持ちを切り替え、明るく、前向きになれるような空間にする。それにより、モチベーションを高め、マンパワーを高める。

■建築工学科

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K07003 新井 直人 地形から生まれる住居によって生み出される風景の提案。地形と床の関係を再構成することで、地形のコンテクストを含んだ住居へとなる。その住居群から生まれる風景を考える。
K07005 安藤 寿一 池袋駅西口の再開発を、「ショッピングモール」というプログラムの分解を通して計画する。人を魅了するショッピングモールの仕組みを都市に応用して、「池袋西口」という一つの「ショッピングモール」を創り出す。
k07006 飯嶋 優 建築からインフラを考える。自動車や鉄道を仲介することで人々に寄与するインフラを、もっと直接的に人々の生活に寄与させたい。建築と土木の歩み寄り、こうした提案が東京に住む人々のアイデンティティ想起に繋がると考える
k07010 井手野下 貴弘 ヒロシマを伝える。数年後、広島で原爆を体験したものがいなくなった時、戦争に対するリアリティは著しく欠如する。生きた戦争体験である千羽鶴を展示保管して、資料館に代わる新たな表現空間を提案する。
K07016 上原 那奈 「見えない貧困」である母子家庭。自己責任論という神話によって、物理的にも精神的も排除されている彼女/彼らの居場所はない。そこで私は母子家庭を対象とした集合住宅と学童保育所を提案する。
k07025 大塚 弘樹 素晴らしい空間に出会ったとき、「美しさ」や「壮大さ」などへの「憧れ」や驚きといった感情を生み、時には強烈な印象となって脳に銘記される。「明るさ」「スケール感」等といった空間の質から、そのような空間を作る方法を追及する。
K07033 尾関 陽子 人は空路の中を時間に追われて移動している。ラスベガスが通り過ぎ去られまいとネオンを光らしたように、日本は今世界に対してどんな光を発するべきなのか。価値を重くし続ける[時間]と空港の可能性を考える。
K07034 加藤 健一 「住」という単機能しか存在しない団地に高齢化対策・支援を中心に新たな機能を挿入し、「住」と他の機能を混在させることを試みる。均質化した郊外の団地という風景を変え、団地での新たな暮らし方を誘発したい。
k07035 兼崎 英恵  現代家族にむけた建築。多様化する家族形態、社会環境。しかし制度や役割、家族への考え方は今までかわらずにいる。そんな矛盾が生じるなかで、各家族がそれぞれの在り方を再考する建築を提案する。
K07039 北澤 悠樹 ジャンクション下に郊外の風景を築き上げる。「歩行」という身体的経験を通じて、ジャンクション下という場所、そしてそこから見える風景が、訪れた人々の記憶に刻まれていく。
k07050 佐藤 あずさ 都市の中は、様々な音があふれている。私たちはその中で自分に必要な情報が含まれている音だけを選択して聞いている。その他の音は雑音として扱われているが、雑音の中には人々が快適だと思っている音も含まれている。そこで、雑音を意識する場の提案をする。
K07055 荘司 昭人 集合住宅におけるセミパブリックの空間が本来有するコミュニティスペースとしての意義を持たせると共に、建築単体の力の拡がりを地域に拡げていく。集合住宅×立体動線 & セミパブリックコ×コミュニティ
K07061 鈴木 健史 寄生の概念を用いたコンバージョン。内部に寄生し、徐々に増殖し浸食していく。やがて浸食が表層まで達すると、そこにあるのは過去のものでなく新たな価値、意味が付加された何かである。
K07064 高野 正太郎 高層建築は土地を有効活用する上で欠かせないものであるが、本設計ではその内部でのネットワークの希薄さに焦点を当て高層部で人々のネットワークを発生させるシステムを内包する新たな高層建築のモデルを提案する。
K07071 冨永 美保 時間によって刻一刻と変化していく建築がつくりたい。結婚式という儀式は、時代によってその姿を変えてきた。古事記、日本書紀から結婚の起源を探りだし、日本のハレの空間を再構築する。
K07075 中田 達雄 IT社会に淘汰された都市は最早、形を持つことに意味はないため、現場に行く意義を再定義する。現場における「偶発的な情報との出会いが記憶に深く刻まれる」という特徴を最大限に発揮する「都市の屋根」を設計した。
k07078 中山 大輔 建築と建築の隙間に存在している余白。それは意味のある何もない空間であり、無秩序でできている。そこには可能性が広がっている。積層建築によって失われつつある余白を再構成することで広がる立体的な余白の提案。
k07081 根本 創太郎 —「私たち」が否認を用いないということ、すなわち、死や死の過程という言葉を抵抗なく使うということが、多くの患者たちにとっては何より歓迎すべき言葉なのだろう—エリザベス・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』歴史的に死は隠蔽されるものではなく、患者とその家族、そして地域住民もが死に対して目を伏せることなく、知識を共有していた。私たちは死がどういうものか観念的には理解しているが、それは他人の死の事実からしか体験できない。誰もが訪れるであるイベントである死。日常生活の中に死に対する観念が組み込まれる建築。
K08821 阿野 翔大 1日215万人が利用する渋谷駅。そこは、最も公共的な場所でありながら内部空間は複雑に入り組み均質空間が拡がる。人々にとっての駅は何か問いただし、駅空間を再定義することによって空間の在り方を模索する。

■環境システム学科

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R07002 青野 智史 現在、活気がある商店街では大型チェーン店の進出が進み、個人商店が衰退しどこか画一的な表情を見せている。そうではなく、単にモノを売るだけではない、ある意味変わった商店街を形成することで街に変化を起こす。
R07010 井出 翼 吉祥寺という街は、土地整理事業も進められ多くのテナントやオフィスが超密集している街である。目的地にすぐにたどり着けるがそのため、新しい発見をすることができない。ここには、非効率的な存在が必要なのではないか。「過疎状態でも過密状態でも生き残ることはできない」 life gameによる中心商業施設群の構築。
R07011 岩間 貴昭 人と人とのつながりを求めながらも人とのつながりが少ない現代人。現代では会社などの社会でも叩かれ、家に帰っても休む場がない。そのため、既存の建物の中に揺りかごという繋がりの要素をはめ込む。
R07012 海野 拓也 日常生活において感覚は視覚 聴覚 嗅覚 触覚を扱い人間は空間を把握する。その感覚を場所により省こうとすることで、人に新たな体験をさせる建築を考えたい。それは今まで気にも止めなかったような出来事にも新しい発見を持たせることが出来る建築である
R07013 江上 尚弘 Take Action Road ~連続するポケットパーク~大宮は、埼玉県最大のターミナル駅「鉄道の街」として発展し、現在は埼玉の「経済都市」「商業都市」となった。その発展、開発されてゆく中で虫食い状に取り残されていった住居・住民達がいる。彼らの新住居とかつての虫食い状に点在する旧住居をつなぐ新たなるネットワークを提案。
R07016 遠藤 貴之 1980年以降、超高層ビル群が都市を覆い、東京にはどこも同じような風景が広がり、かつてその土地にあった「そこにしかない」ものが消え、なくなりつつある。それを現代に蘇らせ、人々の生活を通じて後生に脈々と伝えていけるような、集合住宅を計画する。
R07034 斎藤 慎也 都市空間には敷地,道路などの余白が存在する。本来建物が建つ部分にヴォイドを空けその周りをヴォリュームとして扱う。すると分断されていた建物につながりができる。この提案では新しい繋がりが自然と構築されるような都市、建築空間を提案する。
R07045 杉田 真也 都市は大量の食糧を消費し、さらに都市への人口増加が見込まれているのに、今の都市と農業の乖離現象に疑問を持った。敷地の特性を生かした食糧生産のシステムを組み込んだ「森つき一戸建て」の住宅を都内に提案する。
R07059 中島 彬乃 「開かずの踏切」での待ち時間十数分。この時間で人と人とが繋がっていくきっかけを提案する。
R07061 中村 在 小さい頃、通学の際に自分だけが知っている抜け道を見つけ通ることがとてもうれしかった。この、経験を活かし個人がないがしろにされている時代だからこそ自分だけの道を見つけることができる空間をつくることで通勤、通学を楽しくする。
R07071 塙 正博 昼間人口が増え、多様な暮らし方をする人の集まる街新宿に、最低限の寝床を与える建築を提案する。新宿の街が作り出すカオス性を建築に取り入れ、街の縮図を作りだす。
R07089 吉江 将輝 人は、インターネット等でいろいろな情報や人との間接的な交流を取ろうとはするが、実際には個人の世界に閉じこもっている。ネットワーク状に広がる関係性を実体化することで、実際に働く人、訪れる人との相互関係が生まれ、コミュニケーションが広がる空間を提案する。
R07090 渡辺 和弥 海外ブランド店、低価格チェーン店の参入により老舗に影を落としている銀座。都心の成長にあおられて銀座という名前が一人歩きしている状態である銀座というステータスを守りながら、どのような銀座の住空間をつくることが可能かを研究する。