【Model-1】図形による枠の作成

  要素:長方形
  知識:多層構造

  〜基本形態(層の重ね合わせ)〜
   12の面を重ね合わせることにより、この作品の
   基本形態が形づくられる。


【Model-2】幾何学秩序の付与

  要素:面
  知識:多層構造、多様性、重層性

  〜形態の多様性〜
   町並みや家並みを形取った面の重ね合わせによ
   って<都市(多様な形態)>を表現する。それ
   ぞれの面は都市のインフォーマルさを表現する
   ため、「似ているが違っている」といった多様
   な形態をとる。


【Model-3】建築属性付与

  要素:壁
  知識:多層構造、様相論

  〜様相の付与〜
   面→壁と図形が建築に変換される。
   壁は<雲母>の様な様相を持つ。それぞれの層
   光を反射させひかり、また、朝日や夕日には空
   気の中に溶け込む。


【Model-4】建築空間の生成

  要素:スラブ、階段、デッキ、テラス・・
  知識:混成系の構造、建築の経路化、様相論

  〜スカイサーキットによる都市の表現〜
   空間の場面を設定し、各場面を結び一つの経路
   をつくりあげる。経路は都市を構成する要素か
   ら成り立ち、ミニチュアの都市が埋め込まれる。


【Model-5】図形と建築の統合

  要素:壁、柱、ガラス、スラブ、階段、デッキ
     テラス
  知識:多層構造、建築の経路化、様相論

  〜浮遊のイメージ〜
   周辺環境を考慮に入れることによって基壇部分
   を3階分上げ、12の層とスカイサーキットを基
   壇の上にのせる。これにより結果的に<ヤマト
   インターナショナル>を空中に浮かび上がり、
   浮遊する都市をイメージさせる。