寸法要素の修正

修正は寸法要素でのみ実行可能です。基本の要素として配置された寸法では使用できません。

「寸法の更新」ツールは、寸法要素の線属性をアクティブな設定値に変更するのに使用します。

 

「要素を分解」ツールボックスにある「要素を分解」ツールまたは「寸法要素を解除」ツールは、寸法要素をMicroStationバージョン3またはそれ以前のバージョンで解読できる個々の要素に変換するのに使用します。「前のバージョンとの互換性」を参照してください。

 

補助線を使用して処理する方法

寸法要素が何を寸法記入するかを決定する点は、その寸法要素の頂点として考えることができます。次の2つの操作方法で説明するように、「頂点を挿入」および「頂点を削除」ツールを使用して、これらの点を追加および削除することができます。

線分に2つの終点または頂点がなくてはならないのと同様に、寸法要素には最低2つの点または頂点がなくてはなりません。従って、2つの補助線のみを使用する寸法の補助線の1つを削除することはできません。

補助線を寸法要素に加えるには
  1. 「修正」ツールボックスで、「頂点を挿入」ツールを選択します。
     

  2. 寸法要素を選択します。

  3. 補助線を配置する位置にデータ点を入力します。

  4. 新規の補助線を承認します。
     

    補助線を挿入する方法

      

寸法要素から補助線を削除するには
  1. 「修正」ツールボックスで、「頂点を削除」ツールを選択します。
     

  2. 補助線を指定します。

  3. その補助線の削除を承認します。

補助線を移動するには
  1. 「修正」ツールボックスで、「要素を修正」ツールを選択します。
     

  2. 補助線を指定します。
    ポインタを移動すると、補助線は動的に表示されます。

  3. データ点を入力し、補助線を位置します。

  4. リセットして終了します。

補助線の長さを修正するには
  1. 「修正」ツールボックスで、「要素を修正」ツールを選択します。
     

  2. 補助線を指定します。
    ポインタを移動すると、補助線は動的に表示されます。

  3. データ点を入力し、新規の補助線の長さを定義します。

寸法文字を処理する方法

寸法文字を移動するには
  1. 「修正」ツールボックスで、「要素を修正」ツールを選択します。
     

  2. 寸法文字を指定します。
    ポインタを移動すると、その寸法文字は動的に表示されます。

  3. データ点を入力し、その寸法文字を位置します。

  4. リセットして終了します。

文字は、その文字が配置された軸に沿ってのみ修正可能です。

寸法要素中の文字を編集するには
  1. 「文字」ツールボックスで、「文字を編集」ツールを選択します。
     

  2. 寸法文字を指定します。
    「寸法文字」ダイアログボックスが表示されます。寸法記入された要素の形状から生成されたすべての文字は、アスタリスク(*)で表示されます。前に編集された文字は、フィールド中の文字として表示されます。

  3. 希望の文字入力フィールドを編集します。
    アスタリスクの前に配置された文字(およびアスタリスクの後に配置された文字)は、寸法記入した要素の形状から生成された文字より優先されます。
    アスタリスクが削除または置換された場合、寸法要素に表示される文字は、文字入力フィールドにキー入力した文字になります。

  4. 「OK」ボタンをクリックして変更します。
    または
    「キャンセル」ボタンをクリックし、文字をそのままにしておきます。

アスタリスクは、寸法文字の編集時に削除できます。寸法記入した要素の形状から自動的に生成される文字を復元するには、その寸法の文字を再度編集してアスタリスクを挿入します。

「寸法文字」ダイアログボックスに入力した文字は、関連性がありません。寸法要素が修正されても変更されません。