設計者 ：ミース・ファン・デル・ローエ（１９５０）
８本のＨ型鋼の柱を屋根と床に直接溶接するという極めて簡素な構造を持つこの住宅の
建設に対し、ミースが求めたものは完璧に近い施行水準であるが、そのために膨大な建
設費をついやしてしまった。
家全体の間口は２３．４・、奥行きは８．５・で床高は地上１．５・である。付属する
テラスは間口１６．８・、奥行き６．７・で、床高は０．６１・となっている。この住
宅に見られるような柱を外部に持ち出した無柱の自由な平面を、これ以降ミースはより
大きな空間で追求していくことになる。
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