世界各地での講演・シンポジウムと並んでロンドン、ヴェニス、
パリ、ニューヨークなどの諸都市で、建築展、美術展、個展と多
彩な活動を展開している。

磯崎の創り出す建築の完成体における形態は、設計の極初期段階
に発生した。それは建築に対する「原イメージ」を形態化した幾
つかの幾何学形態の組み合わせによりほぼ決定づけられる。その
段階で生成される「大枠」に対し、建築のもつ機能を満たす個々
の空間計画が副次的に行われる。幾何学形態に大きく依存したそ
の最終形態は、ある種整然としてはいるが、そこに他ならぬ磯崎
                新のオリジナリティーが表出されている。


          

     □主な作品