歴史的価値を持ち今後も保存されていくモダニズム建築、本研究では神奈川県立図書館・音楽堂の保存改修設計の実践。京都会館の保存改修設計を手掛けた香山壽夫の手法や、前川國男の言説や設計手法を紐解くことから改修方法を再構築し、前川國男の意匠性・空間の意味・はたらきを保存・継承しつつ、都市環境の変化や地域住民の生活容態の変化に応答する建築空間を実現した。

 岸宥佑

©2021 建築研究会